【CJC=東京】安倍晋三首相の教皇フランシスコ宛て親書がバチカン(ローマ教皇庁)側に届けられた。自民党の河井克行衆院議員が13日、バチカンでアントワーヌ・カミレリ国務省外務局次長と会談、首相に託された親書を手渡した。
河井、カミレリ両氏は世界平和のために日本とバチカンが協力を加速すべきだとの認識で一致した、と毎日新聞は報じている。同紙は、河井氏が親書の中身を明らかにしていないものの、教皇の訪日をあらためて招請するとともに、戦後70年の節目にあたり、平和構築への取り組みで日本とバチカンの連携強化を確認する内容と見ている。
河井氏は11日、首相官邸で記者団に、「ちょうど戦後70年、被爆70年、日本が、安倍政権が世界の平和に貢献する姿勢をローマ教皇に訴えるのは大変意味あることだ」と語った。