新城教会、全日本リバイバルミッションの創立者で、日本を代表する牧師、大衆伝道者であった滝元明氏が1日午前4時43分、肝臓がんのため死去した。85歳だった。3日には凱旋式(召天式)が新城教会(愛知県新城市富沢407−2)で行われる。滝元明ミニストリーが同日伝えた。
同ミニストリーによると、滝元氏は7月7日に末期の肝臓がんであることが判明。11日には静脈瘤(りゅう)破裂による吐血があったが、滝元氏の固い意志により翌日12日、同教会の主日礼拝でメッセージを伝え、その日の午後に緊急入院した。静脈瘤の治療後、口から食事を取ることができなくなり、体力が急激に低下したが、入院後も2回、同教会で主日礼拝を守ったという。
7月30日には家族全員に会い、一人一人と共に祈り、別れの時を持った。「7月30日よりネパール宣教に出かけて行った長男や五男、孫達とも携帯のビデオ通話を繋(つな)いで、最期の時を賛美し、祈りを捧げる中で天に凱旋いたしました。勝利の凱旋でした」と、同ミニストリーは伝えている。
8月14日には、同教会で「滝元明リバイバル感謝聖会」が予定されていたが、滝元氏は聖会で多くの人々に出会うことを願っていたという。全日本リバイバルミッションによると、滝元氏が亡くなったため、同聖会は、全日本リバイバルミッション、リバイバル聖書神学校、プレイズ出版、新城教会による合同の聖会・凱旋式(召天式・仮称)として行われる。また、3日の凱旋式(召天式)は、全日本リバイバルミッション実行委員の平岡修治牧師の司式で行われる。
1929年、愛知県生まれ。49年、イエス・キリストを信じ、その後鉱山で石運び、雑役夫をしながら伝道活動をし、53年から清子夫人と共に新城市で開拓伝道を始める。70年に、田中政男牧師と共に日本リバイバルクルセード(現・全日本リバイバルミッション)を発足。93年開催の全日本リバイバル甲子園ミッションをはじめ、多くの伝道集会でメッセージを伝えた。2008年からは滝元明ミニストリーを立ち上げ、全国の教会を巡りメッセージを伝えていた。著書に『どうしても知ってほしいこと』『天国への招待』ほか多数。
■ 凱旋式(召天式)
日時:2015年8月3日(月)午後0時〜(出棺:午後1時45分予定)
会場:新城教会
■ 滝元明リバイバル感謝聖会
日時:2015年8月14日(月)午後2時~5時
会場:新城教会