【CJC=東京】教皇フランシスコは4月30日、英国国教会とカトリック教会による国際委員会のメンバーと会見した。同委員会は、バチカン(ローマ教皇庁)で対話会議を行っていた。
バチカン放送(日本語電子版)によると、関係者へのあいさつで教皇は、同委員会の対話は、1966年の教皇パウロ6世とマイケル・ラムゼー・カンタベリー大主教との歴史的会見の実りであることを回想しつつ、これからも両教会が聖霊に促され、試練や新しい挑戦を乗り越えながらも、完全な一致への歩みを続けていくことを要望した。
「エキュメニズムと対話は教会の生活にとって二義的なものではなく、一致という課題は選択性の問題ではない」と教皇は強調。困難に失望することなく、私たちを和解させ、人間の目には不可能なことを成し遂げる聖霊の力によりいっそう信頼しなくてはならないと述べた。