【CJC=東京】イランのモウラーベルディ家族女性問題担当副大統領が12日、バチカン(ローマ教皇庁)で教皇フランシスコと会談し、二国間、多国間の関係や国際問題などについて話し合った。IRNA通信の話として、イラン・ラジオ(日本語電子版)が報じた。
副大統領は、会談後の記者会見で、暴力や過激派を非難する教皇フランシスコの立場を支持した。また、イランの核活動と、双方の利益が維持される形での最終合意に関する教皇の強調に触れ、「教皇は、協議の継続を支持し、核問題の解決に制裁や理不尽な要求を用いることを否定した」と語った。
さらに、教皇は、女性を生産と愛情の象徴として捉えているとし、「世界の管理には、女性や母親の目線が必要であり、多くの情勢不安や精神的な問題は皆、世界にそのような捉え方が存在しないことによるものだ」と述べた。