1月18日から25日にかけて、海外宣教を覚えて祈る「ミッション・イニシアチブ」が、日本福音教会(JEC)の各教会で開催された。JEC海外宣教委員会の企画で開催され、7回目となる今年は、「第七回ミッション・イニシアチブ―世界宣教ウィーク―全世界に福音を!―互いに手をとりあって―」と題されて開催された。
ミッション・イニシアチブが開催された各教会では、海外宣教委員会による案内DVDが流され、インドネシア、ドイツ、タンザニア、モンゴル、カナダ、米国などへ派遣されている宣教師たちが、それぞれ現地から生の声で、現地の状況と共に、恵みや感謝を伝えた。
海外宣教委員会の北秀樹委員長(堺福音教会・東京チャペル牧師)によると、かつてJECでは、世界宣教への取り組みについて知ってもらうために、「世界宣教の夕べ」と題する集いを開催していた。だが、教会行事と重なったり、遠方の教会からは参加が難しいなどの問題があり、それらを解決するため、7年前から前後に日曜日を挟む8日間を「ミッション・イニシアチブ」と名付けて、各教会で祈りをささげる今の形に変更した。
このミッション・イニシアチブを通して、各教会からささげられた宣教献金は、世界宣教のために労している宣教団体やインターアクト(旧オレブロ・ミッション)のパートナーシップにおいてつながりのある国々の働きにささげられる。
会場の一つとなった南大阪福音教会(大阪府富田林市)では、今春よりタンザニアへ協力宣教師として派遣が決まった兼松道子さんがあいさつ。その後、同教会の福野正和牧師が、メッセージを伝えた。福野牧師は、JECが祝福されている大きな理由の一つは、国内だけでなく海外にも宣教の窓が開かれているということだと指摘。「我喜屋光雄先生(堺福音教会初代牧師、2001年2月召天)が、よく『宣教は窓である』とおっしゃっていたんですけど、家に窓がないと息苦しいわけですね。そういうふうに霊的な流れが、教会を通して世界に流れていくということに、愛のわざがあるということをもう一度感じています」と、宣教の重荷を共に担える喜びを語った。