【CJC=東京】米CNN放送によると、西エルサレムのハール・ノフ地区にあるシナゴーグ(ユダヤ教礼拝所)が武装したパレスチナ人の2人組に襲われた事件で、重体に陥っていた警官が数時間後に死亡し、死者は計5人となった。イスラエル当局は東エルサレムで2人組の自宅を破壊した。
襲撃は18日午前7時に発生。シナゴーグでの朝の礼拝に約30人の信者らが集まっていた。2人組は信者らを刃物で刺し、さらに銃を取り出して発砲した。
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は18日夜の記者会見で、パレスチナ自治区ガザを実効支配するハマスと、ヨルダン川西岸を統治する自治政府を名指しで非難した。
パレスチナ自治政府のマフムード・アッバス議長も襲撃を非難したが、ネタニヤフ首相はこの対応を「不十分」と批判した。
ハマスからの犯行声明はないが、同組織の高官は「占領に対していかなる軍事行動がどこで実行されても、ハマスはこれを支持する」と述べた。