【CJC=東京】教皇フランシスコはクリスマスチャリティー事業として、教皇への献上品を景品とした抽選会を来年1月8日に行うことを決めた。抽選券は1枚10ユーロ(約1460円)。バチカン市国郵便局や博物館、薬局などで販売が始まった。観光客も購入できる。
景品には、フィアットの小型車「パンダ」の他、自転車や高級帽子、時計など、信者や企業・団体の訪問者から教皇に贈られた品々が提供されている。
収益は貧困者支援活動のために寄付される。バチカン関係筋の話として共同通信が報じるところでは、抽選会は「貧しい人のための教会」をモットーとする教皇の考えによるものだという。
教皇は社会的弱者に寄り添う精神を重んじ、昨年12月17日の77歳の誕生日にはバチカン周辺で寝泊まりするホームレス3人を招き、誕生日の朝食を共にした。