11月9日の「迫害下にある教会のための国際祈祷日2014」(International Day Of Prayer for the Persecuted Church=IDOP14)を前に、日本福音同盟(JEA)は加盟団体に祈りへの参加を呼び掛けている。これは、世界福音同盟(WEA)信教の自由委員会などが、11月の第2日曜日を迫害下にある世界の教会のために祈る日と定めたもので、毎年世界中の教会が参加している。
「IDOP14祈りのガイド」によると、イエス・キリストを主であると告白する信仰を理由に殺害されたクリスチャンの数は、2012年には1201人だったのが、13年には2123人と76%増加。世界における宗教的迫害の80%が、クリスチャンに対するもので、1億人のクリスチャンが世界中で迫害に直面しているという。
迫害の激しい国上位10として挙げられているのは、北朝鮮、ソマリア、シリア、イラク、アフガニスタン、サウジアラビア、モルジブ、パキスタン、イラン、イエメン。特にシリアは、13年に殺害されたクリスチャンの数が1213人と最も多い国だ。▼流血と暴力が終わり、平和が訪れるように、▼シリア在住のクリスチャンたちに、シリアに留まり、祖国の光となる力が与えられるように、▼全てのクリスチャンたちを神が守ってくださるように。愛する者を失い悲しみにくれる人々、暴力でトラウマを負った人々に、主の慰めが与えられるようにと、祈りのガイドに祈祷課題が載せられている。
IDOP14のスローガンは、「DON'T STAND SILENCE(沈黙していないで)」。「牢につながれている人々を、自分も牢にいる気持ちで思いやり、また、自分も肉体を持っているのですから、苦しめられている人々を思いやりなさい」(ヘブル13:3)という聖書の言葉に従うように呼び掛けている。
迫害下にある国々の祈祷課題などがまとめられている「IDOP14祈りのガイド」(日本語版)は、JEAのホームページからダウンロードすることができる。さらに詳細を知りたい場合は、IDOP14の専用ページ(英語)まで。