【CJC=東京】中国地下教会の聖ヨハネ・クリゾストモ・ラン・シ司教が9月21日死去した事をバチカンの「フィデス通信」が10月8日報じた。89歳。ラン司教は1925年生まれ。54年司祭叙階、65年に拘束され、14年間強制労働を科された。教皇の承認のもと2000年に四川省東部三元(サンユアン)の補佐司教に叙階された。
さらに、1965年から85年まで拘禁されていた洗礼者ヨハネ・ワン・ジン司教が90歳で死去した、とカトリック・ワールド・ニュース(CWN)が10日報じた。ワン司教は香港とマカオで神学研修を終えて50年に中国本土に戻り、翌年、司祭に叙階された。99年、75歳の時に教皇の承認のもとに山西省楡次(ユチ)司教に叙階、その後15年にわたって30人を司祭に叙階している。