スーダンで「背教」「かん通」のかどにより死刑判決を受けた後に釈放された正教徒のメリアム・ヤヒア・イブラヒム・イシャグさんが、新たな故郷に移住しようと、7月31日に家族と共に飛行機で米国ニューハンプシャー州のマンチェスターに満面の笑みを浮かべて到着した。米クリスチャンポスト紙などが報じた。
同紙によると、2人の幼い子どもたちを連れたミリアムさん一家は同州に住むスーダン人たちに暖かく迎えられ、夫のダニエル・ワニさんは涙を浮かべていたという。
兄弟やその家族と一緒にマンチェスターに住むダニエルさんは、地元のスーダン福音契約教会の会員たちによるお祝いの歓迎に出くわし、感激で圧倒されたという。
英テレグラフ紙やバチカン放送局などによると、メリアムさんは秘密裏にスーダンを出国した後、7月24日にイタリアに到着し、家族と共にローマ教皇に謁見した。その後、31日に米国に向けて出国した。