来年1月30日に全国公開される映画『エクソダス:神と王』の予告編が29日、公開された。
『エクソダス:神と王』は旧約聖書の出エジプト記(英語で Exodus=エクソダス)を題材に、大胆な解釈を加えて描かれたスペクタクル巨編。舞台は紀元前1300年、当時世界一の文明を誇るエジプト。その国の未来を託されたのは自らを神と呼ぶエジプトの王ラムセスと、彼の兄弟同然に育てられた英雄モーゼ。2人は共にリーダーとして磨き合い、共に助け合ってきた。しかし、その国の奴隷たちとモーゼの出生にはある秘密が隠されていた。2人は奴隷だったヘブライ人に対する方針をめぐり、徐々に反目するようになる。
監督は、『グラディエーター』や『ロビン・フッド』を手掛けたリドリー・スコット。主役のモーゼを、『ダークナイト』3部作でバットマン、『ターミネーター4』でジョン・コナーを演じたクリスチャン・ベールが演じる。
クリスチャン・ベールはマスコミ向け試写会で、「脚本を執筆したスティーブ・ザイリアンは、本作を革命の話として捉え、彼の解釈によるエクソダス(出エジプト)のストーリーとなった。だからこそ、このタイトルは“モーゼ”ではなく“エクソダス”なんだ」と解説。さらに「この物語は、とてつもなく大きなプレッシャーをかけられた男が、前へ進もうとする話にすべきだと思った」と自身のモーゼに対する思いを語った。
予告編は、「神になろうとした男。だが、世界を変えたのは、神に選ばれた男だった」というナレーションで始まり、2人の男の心理、徹底的にリアリティにこだわったエジプトで起こる超常現象、そしてクライマックスの紅海が裂るシーンなどが圧巻のスケールで描かれる。
来年1月30日、東京・TOHOシネマズ日劇ほか全国で公開。史上最大の〈奇跡〉が起きる。