来年1月10日に全国公開される映画『サン・オブ・ゴッド』の予告編が16日、公開された。
『サン・オブ・ゴッド』は、救い主(メシア)としてこの世に現れたイエス・キリストの誕生から復活までを聖書に忠実にたどりながら、歴史的な背景とその深淵に潜むミステリーを分かりやすく解き明かしたスペクタクル巨編。イエスの十二使徒の一人であるヨハネを語り手に進行する物語は、ラザロの復活をはじめとする、聖書に記された有名な奇跡のエピソードを織り込みながら、イエスが行った伝道活動の軌跡をたどる。
米国で今年2月に公開され、公開3日間で2650万ドル(約28.8億円)の興行収入を記録、3週連続でトップ10入りを果たした。一方、イエス役を演じる主演のポルトガル人俳優ディオゴ・モルガドは、映画史上最も端正な顔立ちのイエスとして、「イケメン過ぎる」と話題を集めた。
「すべての物語はここから始まる」というナレーションで始まる予告編では、病人を癒したり、5千人の群衆に食べ物を与える奇跡を行うイエスが描かれている。民衆の心をつかむイエスとそれを恐れる時の権力者。最後の晩餐、ユダの裏切り、鞭打たれ十字架につけられるイエス。「聖書を完全映画化」とうたった138分の同映画の迫力と魅力を、1分36秒の予告編は十分に伝える。
製作を務めるのは、「サバイバー」でテレビ界にリアリティ番組の革命を起こし、同作と「ザ・ヴォイス」でエミー賞に輝いた敏腕プロデューサーのマーク・バーネット。監督は、英アカデミー賞候補になった「Seven Wonders of the Industrial World」をはじめ、ドキュメンタリー・ドラマの第一人者として知られるクリストファー・スペンサー。音楽は、9作でアカデミー賞にノミネートされ、『ライオン・キング』で同賞を受賞しているハンス・ジマーが手がけるなど、スタッフには超一流の顔ぶれが集結している。
来年1月10日(土)に新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほかで全国公開される。
■ 映画『サン・オブ・ゴッド』予告編