イエス・キリストの誕生から復活の奇跡までの生涯を描いた映画『サン・オブ・ゴッド』が、来年1月から日本で公開される。公開まで約3カ月を前にして、映画のポスタービジュアルが遂に解禁、「イケメン過ぎる」と話題のイエス・キリストがお披露目された。
イエス・キリストの生涯は、世界的に最も広く愛され、幾度も映像化されてきた。ジョージ・スティーブンス監督の『偉大な生涯の物語』(1965)、メル・ギブソン監督の『パッション』(2004)といった映画史に残る大作は、今でも記憶に新しい。そして今年、『パッション』から10年を経た節目に、イエス・キリストを描く新たな作品が誕生した。
今年2月に全米公開されるや初登場第2位を記録、3週連続でトップ10入りを果たし、世界中でも大ヒットとなっている『サン・オブ・ゴッド』。特に話題となっているのが、本作の主演に抜擢された新鋭のポルトガル人俳優ディオゴ・モルガドだ。映画史上最も端正な顔立ちのキリストとして、至る所でニュースになり、実際、全米公開時には「イケメン過ぎる」と批判の声も出たという。
確かに、聖書には「彼には、私たちが見とれるような姿もなく、輝きもなく、私たちが慕うような見ばえもない」という記述があり、批判が出るのも納得できる。しかし、ポスターに映るイエスの非常に穏やかで清らかな眼差しからは、自らの波乱の人生を知りながら、それを受入れていく「ほふり場に引かれて行く小羊」のようなキリストの本質が感じ取れるような気がする。
写真下部で悲しげな表情を浮かべる右の女性は、イエスの母であるマリア。マリアを演じるのは女優ローマ・ダウニーで、本作ではプロデューサー業も務めている。
映画『サン・オブ・ゴッド』は、2015年1月10日(土)から、新宿ピカデリー、丸の内ピカデリー他で全国公開される。