無神論者である大学教授の挑戦を受け、神の存在を証明するために立ち上がる学生。果たして、彼は神の存在を証明できるのか。全米の大学で実際に起った数々の訴訟事件をベースにした映画『神は死んだのか』(原題:GOD'S NOT DEAD)が12月、日本で全国公開される。
映画『神は死んだのか』は、今年春に米国の780の映画館で公開され、低予算映画ながらも公開3日で驚異の856万ドル(約9億3500万円)の興行収入を上げた。これは1000館未満で公開された映画の歴代最高記録。最終観客は600万人以上で、全米を席巻した話題の作品だ。
監督はハロルド・クロンク。キャストは、シェーン・ハーパー(『ハイスクール・ミュージカル2』『グッドラック・チャーリー』)、ケヴィン・ソルボ(『ソウル・サーファー』『ヘラクレス』)、デビッド・ホワイト、ディーン・ケイン(『新スーパーマン』TVシリーズ)。特別出演に、ウィリー・ロバートソン、コリー・ロバートソン、ニュースボーイズ。
12月13日(土)、ヒューマントラストシネマ有楽町&渋谷他で全国公開。
■ あらすじ
大学に入学したばかりのジョシュ・ウィートンは、ニーチェ、カミュ、フロイト、チョムスキーなどの無神論者を信奉する哲学クラスの教授ラディソンに信仰心を試されることになる。
授業の初日から、神の存在を否定する宣言書を提出するよう生徒に強要するラディソン教授。絶対に単位を落としたくない生徒たちは言われた通りに書いて提出するが、ジョシュだけはどうしても受け入れることができず、拒否する。そんなジョシュにラディソン教授は「ならば神の存在を全生徒の前で証明しろ」と迫る。
ジョシュは追いつめられ、信仰心と自分の将来のどちらを取るかの選択を迫られる。19世紀に哲学者ニーチェが著作『悦ばしき知識』で、「神は死んだ(God is dead)」と宣言して200年以上。ジョシュは果たして神の存在を証明出来るのだろうか。