【CJC=東京】教皇フランシスコの提唱でネット学校「スコラス」が始まった事情を毎日新聞が報じている。
教皇がアルゼンチンのブエノスアイレス大司教時代、地元校長らと実施していた高校生の対話の枠組みが原形。昨年3月の教皇選出時、旧知の校長、ホセ・マリア・デルコラルさん(55)に、教皇から「アルゼンチンでやっていたことを世界で展開したい」との打診があったという。デルコラルさんによると、目的は「教皇が掲げる『出会いの文化』に基づき、カトリック系の学校だけでなく、世界中の学校のネットワークを作ること」。
「スコラス」はいわばネット交流サイト・フェイスブックの学校版。メンバーは各国の教師や生徒・児童で、グーグルのビデオ会話サービスを使って地球の反対側の学校と連絡を取り合い、学校生活の課題などを話し合うことができる。
参加希望者の登録は「スコラス」のサイトと(英語、スペイン語、イタリア語)から。