世界的に名を知られる伝道者、ビリー・グラハム氏の孫にあたるウィル・グラハム氏の祈りに神が応答された。ウィル・グラハム氏は最近、太平洋に位置する熱帯雨林の国、パプアニューギニアで起こった神の御業について語った。
同国ウエスタン・ハイランズ州の州都であるマウントハーゲンで行われた伝道集会「セレブレーション・オブ・グッド・ニュース」は7月25〜27日の3日間にわたって行われた。集会には約2万3500人が集まり、その中から800人近くがキリストに自分の人生をささげることを約束した。
しかしながらグラハム氏は、この全てを可能にした祈りの答えについてもう一つ伝えいことがあるという。神の御業と言える集会期間中の祝福された天気についてだ。
「その日はとてもいい天気で、本当に美しい日でした。私たちは神様がしてくださったことをただ感謝しています」グラハム氏は6日、米クリスチャンポスト紙の電話インタビューで語った。「神様は、イベントの間、ちょうど雨が降らないように計らってくれたのです」
グラハム氏は伝道旅行に出かける前に、ソーシャルメディアや彼のウェブサイトで、「イベント中、雨が降らないように」という祈りの要請をしたという。神は明らかに祈りに答えてくださった。雨は、これ以上ないという絶妙なタイミングで降らなかった、と彼は語った。飛行機を降りたとき小降りであり、また集会が行われていない夜の間に降っていたのだという。
「イベント最終日の最後の説教の時のことです。説教が終わった瞬間、ぱらぱらと降り出したのです」「イベント翌日は私たちの帰る日でしたが、その日は一日中雨が降り続いていました。神様は4日間天の窓を開いてくださり、私たちが伝道を行うのを可能にしてくださいました」
パプアニューギニアでは一度雨が降ると数週間降り続けるということを考えてもこの天気は異常で、さらに本来マウントハーゲンのこの地域では乾季であったのにもかかわらず、連続した雨が続いていた。
この大規模な群衆が集まる伝道集会を可能にしたのは、クイーン・エリザベス・パークという会場だ。この場所はちょうど州の新政府の建物の向かい側に位置する。
守られた天気の他に、グラハム氏はこの集会を実現させる上で大きな役割を果たしたとして、ウエスタン・ハイランズ州知事であるアティ・ウォビロ氏に非常に感謝していると述べた。ウォビロ氏は、町の人々がグラハム氏とグラハム氏の妻であるケンドラ氏の話を聴くことができるようにと取り計らったのだった。ケンドラ氏の導きで、期間中およそ100人の女性たちがイエスを受け入れた。
ウォビロ氏は、社会と政府が崩壊にある中、それを修正できる唯一の方はイエス・キリストしかいない、と選挙有権者たちに語った。
グラハム氏は、「今日、ウィルがイエス様のことを話します。皆さん注意してよく聴いていただきたい」と、州知事が群衆に対し言っていたのを思い出しながら語った。「彼は説教者のようでした。このような州知事の方がいらっしゃったことは素晴らしいです。私たちのことを支持してくれ、キリストのことを語り、どうやってキリストが人々の人生を変えることができるのかということについて説明をすることができる人でした」
グラハム氏の説教は「イエスの十字架の力」というシンプルなもの。旧約聖書と新約聖書の話を用い、それらの話が十字架の力につながっているということを伝えた。「これが、人生を変えるのだ」とグラハム氏は述べた。
説教終了後、グラハム氏はイエスに自分の人生をささげたいという人たちをステージ上に招いた。こうすることで、彼は聖霊によって触れられた人たちを実際に目に見えるかたちで見ることができた。ステージに上がった人たちは、現地語を話す、事前に訓練を受けている地元の教会からのカウンセラーと顔を合わせる機会となった。
各個人とカウンセラーがステージの後ろに用意されたテントで、霊的なことについてカウンセリングをし、連絡先を交換した。集会が終わっても地元の教会が各個人をフォローアップしたり霊的に導き続けたりすることができるようにするためだ。
成功を収めた伝道イベントに加え、グラハム氏はまた、このウエスタン・ハイランズ州で初となる「オペレーション・クリスマス・チャイルド」の頒布会に参加した。オペレーション・クリスマス・チャイルドは、物質的な物を必要としている子どもたちのために、空の靴箱の中に贈り物を詰めてプレゼントするという取り組み。キリスト教人道支援団体「サマリタンズ・パース」の取り組みの一部で、ウィル・ラハム氏の父である、フランクリン・グラハム氏が代表を務めている。