米サウスカロライナ州にあるニュー・スプリング教会(ペリー・ノーブル牧師)が主催する毎年恒例の夏の青年キャンプ「ザ・ガントレット・サマー・ユースキャンプ」が今年も開催された。7月31日には、フロリダ州デイトナビーチで行なわれた洗礼式で、10代の若者たち733人が洗礼を受けた。
今年で9年目となるこのキャンプは4日間にわたり行われた。中高校生3千人以上が集まり、神を経験し、仲間同士の交わりを体験する時となった。
「ガントレットを際立たせているのは『関係』です」と、同教会の広報担当であるスザンヌ・スウィフト氏は語る。「社会は多くを提供してくれますが、私たちが持っているイエス様の内にある希望と、彼らがガントレットで結成する家族としての共同体が、他とは違ったものにさせます。彼らは一度イエス様の内にある希望を経験したら、そのことについて誰にでも話します」
700人以上の洗礼者に加え、さらに240人がキリストへ自分の人生を捧げる決意をした。ノーブル氏は、今までで最高のガントレットだったとツイッターで明かした。
また、ガントレットの2日後に行なわれた主日礼拝には、枝教会を含め計4万3千341人が参加し、これまでで最も多い礼拝出席者を記録した。
「私たちの教会にとって『数字』は重要です。なぜなら、全ての数字には名前があり、すべての名前にはそれぞれのストーリーがあるからです。そして一つひとつのストーリーは神様にとって重要なことなのです」とスウィフト氏は語る。「私たちは、人々がイエス様と一緒に次のステップを歩み出すときにいつもお祝いします。洗礼は信仰生活を送る上での取るべき最初のステップで、これはとても大事なことです」
ニュー・スプリング教会が若者たちと一緒にかかわる上で重要視しているのは、彼らが礼拝や学び、家族としての共同体を通し、イエスに近づくことを体得する方法や手段を提供していくことであると、スウィフト氏は説明する。
2006年以来毎年、何千人もの若者がノーブル氏や家族伝道牧師ブラッド・クーパー氏が開催するこのイベントに集まってくる。
「若者たちが、他の全てのものから離れイエス様に焦点を当てるとき、彼らはより明確にイエス様の声を聞きます。そしてイエス様に従っていくことによって彼らの人生が変わっていくということを私たちは信じています」とスウィフト氏は語った。
毎年恒例の大規模な洗礼に加え、若者たちと教会のリーダーたちは主要講演に一緒に出席し、また年齢別のスモールグループで分かち合い、お互いを励まし合う時間を持つ。
スウィフト氏は、ガントレットで洗礼を受けた若者たち全てが以前からニュー・スプリング教会に通っていたわけではないと話す。また、このキャンプで洗礼を受けたからといって同教会のメンバーになることを強要しないとも付け加えた。
しかしながら同教会は、キリストに人生を捧げる決意をしたのであれば、すぐに洗礼を受けることを個人個人に対し奨励している。
「私たちは、洗礼を受けたいと思っている人と一対一で話をする機会を持ち、信仰を持つことについての疑問点などを確認しています。中には、自分の人生にイエス様を迎え入れる決断をして、次の日曜日には洗礼を受ける方もいらっしゃいます」とスウィフト氏は語る。
昨年のガントレットでは673人が受洗した。夏のプログラムでは、最大規模の洗礼数と考えられていたが、今年はさらにそれを上回ったことになる。