先日、一週間遅れのイースターを淀橋教会で行いました。AKP(アガペー・キングダム・プレイズ)153の賛美チームで最初の時間に出演しました。AKP153は昨年結成され、このような集会で時々音楽演奏や賛美をさせて頂いています。
今年のはじめ頃、メンバーのピアニストの女性の方が天に召されました。とてもショックでした。今日の集会に旦那さんが参加して下さり、「どれだけおつらかっただろう」と心が張り裂けそうでした。お話をさせてもらいうれしかったです。きっと先に天国に行ったメンバーの女性は、天国で一緒に歌っていてくれたと信じます。
人生には、様々な出会いがあります。そして、再会もあります。私のつとめる教会には、朝も、夕も、新来者が来られました。そして、久しぶりに来てくれた人もいました。うれしかったです。
私の両親は健在で、毎週、夫婦で教会に来て私の説教を聞いてくれています。しかし、いつかこの両親と別れる日が来ると考えたら、怖くなり、考えないようにしようと思った時期があります。普通に考えたら、死別したら、もうその人と話したり、一緒に過ごすことはできません。そんな日は決して来てほしくありません。
しかし、ある日、天国での再会の希望があることにハッと気づかされました。もし再会の希望がなかったら、人生はつらく、かなしく、希望がなくなってしまいます。
「イエスは言われた。『わたしは、よみがえりです。いのちです。わたしを信じる者は、死んでも生きるのです。また、生きていてわたしを信じる者は、決して死ぬことがありません。このことを信じますか』」(ヨハネの福音書11章25節~26節)
出会いと再会はうれしいのに、別れはとても悲しいです。嫌です。教会で牧師をしていて、なぜ牧師にストレスがあるのかがわかりました。その原因の一つは、別れの悲しみです。ストレスが一番大きいのは、配偶者の死別だそうです。それは当然だと思います。
しかし、教会に来られる方は、神の家族として、本当の家族のように感じるようになります。その一人の方が引越しをして教会に来られなくなったり、その他の理由で教会を離れてしまったら、とてもつらく、悲しく、心が痛みます。
別れがつらいからこそ、出会いと再会の喜びが大きいと思います。私は、今ある人間関係を大切にしていきたいと思います。クリスチャントゥディのネット新聞を通して知り合い、ネット上だけでしか関わりがなかったとしても、大切なお友達です。
これからもよろしくお願いします。
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菅野直基(かんの・なおき)
1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッション等、地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での讃美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式等、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。
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新宿福興教会ホームページ
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