【CJC=東京】ジョン・テンプルトン財団(本部:米ペンシルベニア州ウェスト・コンショホッケン)が宗教間の対話・交流に貢献した人に贈る『テンプルトン賞』の2014年度受章者が、チェコのカレル大学宗教社会学教授(哲学)のトマス・ハリク司祭(65)に決まった。同財団が3月13日発表した。
マザー・テレサや作家グレアム・グリーンなどの影響でカトリックに改宗、最近は異宗教の人々や、宗教伝統を重んじる人とそうでない人との間の相互理解に努めている。著作『神との忍耐』は2009〜10年の「欧州神学書」に選定された。
テンプルトン賞は、米国の投資家ジョン・テンプルトンが1973年に創設した。宗教分野のノーベル賞とも呼ばれ、賞金はノーベル賞に匹敵する高額。