アメリカの公民権運動を指導したマーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師の誕生日を記念した祝日の20日、オバマ米大統領は家族と共にホワイトハウス近くで奉仕活動を行った。貧しい人々に食事を提供する奉仕で、オバマ大統領はエプロン姿で作業をした。
アメリカでは、キング牧師の功績を称えて、キング牧師の誕生日である1月15日に近い1月第3月曜日を祝日として定めている。米初の黒人大統領であるオバマ大統領は、家族と共にこの日に奉仕活動することを毎年の恒例行事としているという。
この日、オバマ大統領は「ここで行われている偉大な仕事について、みんなに感謝したい」(共同通信)などと語り、働いている人々の苦労をねぎらった。
バプテスト派の牧師であったキング牧師は、「I Have a Dream(私には夢がある)」の演説などで知られ、1964年にはノーベル平和賞を受賞、2004年には米議会名誉黄金勲章を受賞し、アメリカにおける人種差別の歴史で非常に大きな功績を残した。1968年に遊説活動中に白人男性暗殺されたが、昨年はちょうど「I Have a Dream」の演説から50年の節目の年で、記念行事などが行われた。