【CJC=東京】聖書を題材にした「ザ・バイブル」というテレビドラマが、米国で話題になっている。
3月3日に米ケーブル局ヒストリー・チャンネルで放送を開始、初回の視聴者数1310万人と、ケーブル局の番組としては今年最高の数字を出し、視聴者のキリスト教への関心の強さを見せつけた。そして3月17日の第3話で登場した悪魔がバラク・オバマ大統領にそっくりだと、ネットなどで話題になった。メディアには、「ザ・バイブル」の悪魔のスチール写真と、オバマ大統領の写真を並べて掲載する所も出ている。悪魔を演じているのは、モロッコ出身の俳優だという。
これに対し、ヒストリー・チャンネルは「オバマ大統領に最高の敬意を持っている」と声明を発表した。米国のキリスト教右派は熱烈な共和党支持者として知られており、「ザ・バイブル」の制作陣は、悪魔のルックスを意図的にオバマ大統領に似せたとの疑惑まで広まっている。