前教皇ベネディクト16世が草稿をまとめ、現教皇フランシスコが引き継ぎ完成させた『回勅 信仰の光』(日本語訳)が2月6日に発売される。
信じる者の歩みとしての信仰の姿を聖書を通じて確認し、認識としての信仰を考察、そして、教会と社会における信仰のあり方と意味を説く。相対的な価値観がはびこり、真理が危機に瀕している現代において、人間を孤立した自我から広い交わりへと連れ出す「信仰の光」の再発見を強く促す内容となっている。
原文の発表は昨年6月29日。2014年2月10発行。四六判・上製。104ページ。税込945円。ISBN:978-4-87750-179-2。アマゾンで予約受付中。
<目次>
序文
幻想の光?
再発見しなければならない光
第1章 わたしたちは、愛を信じています(一ヨハネ4・16参照)
わたしたちの信仰の父であるアブラハム
イスラエルの信仰
キリスト教信仰の完成
信仰による救い
信仰の教会的な形態
第2章 信じなければ、あなたがたは理解しない(イザヤ7・9参照)
信仰と真理
真理と愛の認識
聞くことと見ることとしての信仰
信仰と理性の対話
信仰と神の探求
信仰と神学
第3章 わたしがあなたがたに伝えたのは、わたしも受けたものです(一コリント15・3参照)
わたしたちの信仰の母である教会
秘跡と信仰の伝達
信仰と祈りと十戒
信仰の唯一性と完全性
第4章 神は、彼らのために都を準備されているのです(ヘブライ11・16参照)
信仰と共通善
信仰と家庭
社会生活を照らす光
苦しみの中で慰める力
信じたかたは、なんと幸いでしょう(ルカ1・45)
注
訳者あとがき