中国で住民の権利回復運動に取り組んでいた河南省濮陽市のキリスト教会牧師、張少傑氏が当局に拘束され、それに反発する信者や弁護士を当局が弾圧している。当局はまた、各地の教会が開催するクリスマス集会の規模縮小や、都市部での開催中止も要求していたという。共同通信が、米政府系放送局のラジオ自由アジアの報道として伝えた。
報道によると、この教会は政府が認めている公認教会だが、張牧師は長年にわたって地方政府によって非合法に財産を没収された住民の権利回復運動を行っていた。
張氏は「大勢の人を集め社会の治安を乱した」などの理由で拘束され、教会の建物自体も「倒壊の恐れがある」などとして閉鎖を求められているという。