11月10日の「迫害下にある教会のための国際祈祷日(International Day of Prayer for the persecuted church=IDOP)」を前に、日本福音同盟(JEA)は加盟団体に祈りへの参加を呼び掛けている。世界福音同盟(WEA)が11月の第2日曜日を迫害下にある世界の教会のために祈る日として定めたもので、毎年世界中の教会が参加している。
キリスト教迫害監視団体のオープン・ドアーズによると、世界で最も迫害の強い国は11年連続で北朝鮮だ。クリスチャンは投獄、公開処刑の危険があり、▽キム・ジョンウン政権下で本当の政治的変革が起こされるように▽脱北者ネットワークの働きが守られるように、などの祈祷課題がある。第二番目はサウジアラビア。信教の自由のないイスラム国家で、棄教者は原則として死刑とされる。迫害の中でもラジオ、テレビを通して福音を信じる人が起こされており、改宗者たちが守られるよう、緊急の祈りが必要だ。第三番目は、アフガニスタン。国際部隊の撤退を見越したかのように、反政府武装勢力・タリバンの影響力は拡大しつつあり、同時にクリスチャンへの迫害が強まっている。平和と安定が守られるよう、こちらも緊急の祈りが必要だ。
日本語の祈祷課題は、JEAのホームページ( http://jeanet.org/)からダウンロードできる。