人形浄瑠璃文楽による「イエス・キリストの生涯」が23日、日本聖公会・川口基督教会(大阪市西区)で上演された。朝日新聞が伝えた。
同教会では同日、大阪発祥の古典芸能・浄瑠璃でキリストの生涯を表現するイベント「GOSPEL in BUNRAKU(ゴスペル・イン・文楽)」を開催。昼の部と夜の部の2回にわたって、創作文楽「イエス・キリストの生涯」(作:川口眞帆子、原誌:林雄治・丹羽孝、作曲:鶴澤清友)を上演した。
同紙によると、この創作文楽は、クリスチャンである文楽太夫、豊竹英大夫(とよたけ・はなふさだゆう)さんが20年ほど前から各地の教会で演じていうるものだという。
公演には約300人が訪れ、上演後には来場者で「きよしこの夜」を歌った。同教会は大阪府の指定有形文化財に指定されているが、老朽化のため今年2月から修復・修理の工事を行っている。今回はそのチャリティー公演として開催された。