老朽化が進み修復が必要な北鹿ハリストス正教会曲田福音聖堂(秋田県大館市)の修復費用を集めるため、大館市民文化会館でチャリティー展示会が開催されている。秋田魁新報が伝えた。
同紙によると、同教会の建物やイコンの修復には500万円以上の資金が必要だが、調達のめどが立たず、着工できない状況だ。そこで、函館ハリストス正教会副執事長の落合良治氏が、資金集めの協力のため、自身が函館で経営するギャラリーの作品250点を出典、販売することで、売り上げと募金を全額、修復費として寄付することにした。
展示会は、大館市民文化会館で13日から15日まで開催中。
北鹿ハリストス正教会は、1892年に建てられ、現存する木造ビザンチン様式の聖堂では国内最古。秋田杉製のドーム型天井が特徴的で秋田県の指定有形文化財に指定されている。