【CJC=東京】教皇フランシスコは10月25日、教皇庁家庭評議会の関係者と会見した。同評議会(議長=ヴィンチェンツォ・パリア大司教)は、カトリック教会の「家庭の権利に関する憲章」発表30周年をテーマに、23日からバチカンで定例会議を開催していた。
バチカン放送(日本語電子版)によると、教皇は会議参加者らに「家庭はいのちの共同体」「愛し、対話し、人のための犠牲と、いのちの保護を学ぶ場所」「家庭は世界と歴史を動かすエンジン」と強調。わたしたちはこの家庭という共同体を守らなくてはならないと述べた。
教皇は、子どもや高齢者を大切にしない社会の未来は暗いとして、子どもたちやお年寄りのために献身することを家庭を通して学ばなければならないと指摘した。