【CJC=東京】欧州の復古カトリック教会と聖公会がより深い「聖体」関係に入ることで合意した。協働、組織共通化への方策を探り、全欧州規模で一つの教会となるという究極的な目標に向かって進もうというもの。
欧州聖公会は主教会議を10月17日から20日までローマで開催、復古カトリック教会(ユトレヒト連合)のヨリス・フェルカンメン大主教の説示を受けて2決議を採択した。大主教は両教会に対し、「境界線を乗り越え」「変革の主体」となるよう勧告した。
決議の一つは、翼下の教会に、近隣の復古カトリック教会と、礼拝、活動などで相互の宣教を推進、相手の伝統について知識と理解を深めることで協力の道を探ることを推奨するもの。
もう一つは、聖公会主教会議担当の主教を支持し、「キリストにおける共通の生命を育成発展させるため」、復古カトリック教会のユトレヒト大主教を支持するというもの。