【CJC=東京】教皇フランシスコは、「福音宣教から見る家庭司牧の挑戦」(仮訳)を主題に世界代表司教会議(シノドス)・第3回臨時総会を2014年10月5日から19日までバチカン(ローマ教皇庁)で開催する。バチカン報道事務所が10月8日発表した。
シノドスの機能強化は教皇にとって優先課題の一つとされ、10月初めに開かれた『枢機卿顧問団』との会議でも検討された。教皇はこれまでも家庭司牧の重要性をしばしば強調、特に婚姻の無効性をめぐる問題や別居した夫婦の信仰問題等への司牧的対応に関心を寄せており、今回の「臨時総会」招集になったものと見られる。
教会法では、「臨時総会」は、普遍教会に関係し、早急な定義を必要とする問題に関して開催する、と定めている。
バチカン放送(日本語電子版)によると、シノドスには「通常総会」「臨時総会」「特別会議」があり、臨時総会は「教皇庁と司教評議会の協力」を話し合った1969年と、「第2バチカン公会議閉会20周年」をテーマとした1985年の開催以来、これで3回目。
前回のシノドスは、「キリスト教信仰を伝えるための新しい福音宣教」を議題に2012年、第13回通常総会が開かれている。