【CJC=東京】教皇ベネディクト16世は1月17日、フィンランドのキリスト教各派関係者からなる使節と会見した。この使節は、フィンランドの保護者とされている聖エーリックの祝日19日を機会にバチカンを訪問した。
教皇は会見で、18日から始まる『キリスト教一致祈祷週間』を前に、キリスト者として祈りの中に一致し、共に聖性を追求すること、さらに神学的対話や協力を深めていく必要がある、と述べた。
聖エーリックは、12世紀のスウェーデン王で、当時フィンランドを征服、北欧におけるカトリックの布教に大きな役割を果たした。現在、フィンランド国民の大半は福音ルーテル教会に属している。