【CJC=東京】教皇ベネディクト16世は6月30日、教皇庁司教省長官・ラテン・アメリカ委員会議長に、カナダ・ケベック教区大司教マルク・ウエレット枢機卿を任命した。ジョヴァンニ・バッティスタ・レ枢機卿の定年引退を認めた。
教皇は7月1日、教皇庁キリスト教一致推進評議会議長ウォルター・カスパー枢機卿の定年による同職からの引退を認め、後任にスイス・バーゼル教区のクルト・コッホ司教を大司教として任命した。
また、教皇は6月28日に創設を発表した新評議会『新福音化推進評議会』議長として、教皇庁立ラテラン大学学長サルヴァトーレ・フィジケッラ大司教を任命した。これに伴い、教皇はラテラン大学の新学長に、教皇庁立サレジオ大学教授、教皇庁神学アカデミー会員エンリコ・ダル・コヴォロ神父(サレジオ会)を任命した。
さらに、教皇は教皇庁立生命アカデミー会長として、イグナシオ・カラスコ・デ・パウラ司祭を任命した。