【CJC=東京】同性愛者同士の「結婚」などをめぐって、米聖公会を離脱、独自に結成された『北米アングリカン教会』(ACNA)には約800教会が加入しているが、新たに32教会が加わり2教区を構成することになった。オハイオ、ミシガン、インディアナ各州の12教会で構成されるグレートレークス教区と、アラバマ、ジョージア、ノースカロライナ、サウスカロライナ、テネシー各州の20教会で構成されるサウス教区。
両教区とも、「正統派」の教会と聖職者の集まりで、世界聖公会共同体を構成している『北米アングリカン・コンボケーション』(CANA)に属している。CANAは2005年、米聖公会の活動や決定に同調出来ず、疎外されていた教会を「聖公会」の枠内に留めるためナイジェリア聖公会が設立したもので、2009年6月の『北米アングリカン教会』創設にも関与している。