【CJC=東京】聖公会共同体(アングリカン・コミュニオン)の指導者が、エキュメニカル対話に米聖公会が参加することを「停止」した。米聖公会ロサンゼルス教区が、カンタベリー大主教の要請を無視して、同性愛者を主教に任命したことを受けてのもの。
アングリカン・コミュニオンのケネス・キアロン事務局長が、米聖公会指導者に宛てた書簡で、今後エキュメニカルな対話に参加するよう招待することはしない、と通告した。同事務局長は、カナダ聖公会の首座主教にも書簡を送り、公然同性愛者の主教叙階一時停止を求めた世界聖公会指導者の要請を受け入れるか否か問いただした。
この5月にカンタベリー大主教ローワン・ウィリアムズ氏は、一時停止に応じない聖公会には対応措置を取る、と提示していた。