【CJC=東京】米国に本拠を置くユダヤ人迫害監視団体『サイモン・ウィーゼンタール・センター』が、世界教会協議会(WCC)を非難した。5月29日から6月4日まで、ジュネーブで「パレスチナに平和を国際週間」を開催するが、それが露骨な「反イスラエル」だというもの。
同センターのラビ・エイブラハム・クーパーは「国際週間のためのサイトのロゴが『パレスチナの時だ』とあるのが全てを語っている」として、「イスラエルとアラブ双方に平和と正義を求めるとしている中で、すでに62年にわたってユダヤ人国家が存在しているのに、WCCはイスラエルのために何もしてこなかった。イスラエルを殲滅し、ユダヤ人を海に追い落とし、自爆テロで祈祷に集まったユダヤ人を虐殺しようとするアラブ側の狙いに何の応答もしていない」と語った。