聖霊に打たれてポルノ業界から完全に足を洗ったブリトニーはその後、リチャード・デ・ラ・モーラという牧師と結婚した。そう、この夫婦は、ブリトニーの証しの中で語られたように、純潔や貞操の尊さ、ポルノなどの性的依存や誘惑に打ち勝つことを説く「純潔への招き(A Call to Purity)」というミニストリーを始めたのだ。(第1回から読む)
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二人は、情熱を失ってしまった夫婦が再び燃え上がることを助け、多くのカップルに助言を与えている。「夫と私は、最高の関係は神との関係、そしてその上に築かれるお互いの関係であると信じています。それらの関係が燃えているなら、他の全ても燃えているでしょう」
ブリトニーはまた、これからポルノ業界で働くことを考えている女性たちへメッセージを送りたいという。
「私の人生は『今だけ、金だけ、自分だけ』を地で行くような人生でした。今さえハッピーならそれでよかったのです。将来のことなど全然考えていませんでした。でも、もし将来のことを真剣に考えるのなら、自分の性行為が一生インターネット上で公開されるような人生に、あなたは耐えられますか。『あなたはキリストを宣べ伝える伝道者なのに、どうしてあなたのポルノがいまだにインターネット上にあるのですか?』この質問はどこに行っても聞かれる質問です。私は10代で、何も深く考えず契約し、撮影した映像の権利を放棄するとサインしてしまったのです」
ブリトニーは、自分がポルノ業界に従事していた過去を、子どもたちに説明しなければならないことを心配している。
「これからポルノ業界で働くことを考えているあなたに伝えたいのです。将来家庭を持って、子どもが生まれたらどうしますか。学校で友達にからかわれ、あなたの子どもに恥ずかしい思いをさせたいですか。結局のところ、あなたがこの業界で満たされようとしても、何も見つけることはできないでしょう。私はイエスの中にそれを見つけました。完全な受容と肯定、安全をです」
「神はあなたの心の望みをかなえ、あなたの魂の渇きを知っています。そして、それを満たしてくださるのはこの方だけです。主はあなたの傷ついた心を癒やしてくださいます」
悪魔が完全に破壊し尽くしたかのように見えたブリトニーの人生だったが、神はそれを救い、癒やして回復し、なんと彼女をして純潔運動の旗手としてくださったのだ。彼女が10年間も這(は)い回り続けた人生の闇は、ハレルヤ!今ではキリストの希望の光を際立たせる恵みのコントラストになったのである!(続く)
■ 米国の宗教人口
プロテスタント 35・3%
カトリック 21・2%
正教 1・7%
ユダヤ教 1・7%
イスラム 1・6%
無神論 16・5%
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