世界最大の日曜学校「メトロ・ワールド・チャイルド」(MWC)の創立者で主任牧師のビル・ウィルソン氏が7月25日(木)から30日(火)まで、沖縄、横浜、東京、大阪の4カ所で講演する。
12歳で母親に捨てられた経験を持つウィルソン氏は、自分と同じような境遇にいる子どもたちを救おうと、ニューヨークのスラム街で日曜学校を始めた。その活動は米国内だけでなく世界で大きな反響を呼び、現在では世界各地の日曜学校に毎週60万人以上の子どもたちが通っている。その証しは著書『この子だれの子―ニューヨーク・スラム街からのメッセージ』(いのちのことば社)などに詳しい。
しかし、ウィルソン氏の「見捨てられた魂の救い」への情熱は、75歳の今もとどまることがない。昨年前半には、戦火のウクライナでロシア軍に拉致・拷問されていた子どもたちの救出を依頼され、命懸けで現地偵察に出発した。自らもドローン攻撃によって負傷しながら、子どもが監禁されている3地点を特定。現地の勇敢な関係者の協力により、結果的に540人ほどの子どもたちの救出に成功した。
また昨年後半には、9年前から非公開で行われていたパレスチナ自治区ガザ地区での日曜学校でパレスチナ人スタッフがハマスによって殺害され、今後の活動計画のために戦禍のガザ地区を訪問。破壊された建物のがれきの中で、小さな女の子を救出した。その子は負傷して恐怖に震え、動くことも、口をきくこともできなくなっていた。孤児となったその子を連れて出国することができず、やむを得ず現地スタッフに託した。現地には薬もなく、スタッフによる命懸けの世話のかいもなく、後日「イエス様を愛してる」と初めて言葉を発したあと、亡くなってしまった。
ウィルソン氏は二度にわたる悲惨な戦場での過酷な働き、少女が亡くなった悲しみや連れて出国できなかった後悔など、度重なる心身への負担から、今年初めに心臓発作で倒れてしまった。手術とリハビリを続け、2カ月前から活動に復帰。今回の来日が実現することになった。
主催するMWC日本事務局は、「この貴重な機会を逃さず、ぜひとも各会場にお越しください。ビル氏は、普通の人が世界を変えることができるという生きた証しです。戦地での活動報告や拡大し続ける日曜学校の働きについて、直接聞くことのできるチャンスです。その信仰による情熱は、必ずあなたの今後の生き方や教会の在り方にも大きな影響を及ぼします」と呼びかけている。
会場参加ができない場合は、東京会場のオンライン配信を申し込める。一人2千円で、教会単位での申し込みも相談できる。申し込み・問い合わせは、MWC日本事務局(メール:[email protected]、電話:03・6264・7370)まで。
詳しい日程は、次の通り。
沖縄セミナー
7月25日(木) 午後7時半
会場:ジョイチャペル
うるま市兼箇段1562‐1
電話:098・979・9125
参加費無料(席上献金あり)
関東セミナー・横浜
7月27日(土)午後2時
7月28日(日)午前10時(礼拝)
会場:本郷台キリスト教会ダイヤモンドチャペル
横浜市栄区飯島町2441‐10
電話:045・894・3311
参加費無料(席上献金あり)
関東セミナー・東京
7月28日(日)午後3時30分
会場:大手町サンケイプラザ3F
千代田区大手町1‐7‐2
参加費:事前申込2千円、当日3千円(席上献金あり)
申し込み方法:下記専用フォームから。
https://x.gd/QF4QU
関西セミナー・大坂
7月30日(火)午後2時、午後7時
会場:主イエス・キリスト教会
大阪府大阪市西成区岸里東2‐10‐2
電話:06・4398・0081
参加費無料(席上献金あり)