「ジーザス・ジューン・フェスティバル2024」(日本民族総福音化運動協議会・同実行委員会主催)が10日、東京中央教会(東京都新宿区)で開かれ、伝道者の有賀喜一牧師が講演した。
実行委員長の菅野直基牧師(新宿福興教会)は冒頭のあいさつで、「今こそリバイバルの時が来ている」と強調。60年以上にわたって伝道者として活躍し続ける有賀牧師を紹介しながら、「私たちも心燃やされ、立ち上がり、リバイバルのために用いられていこうではありませんか」と語った。
有賀牧師はメッセージで、イザヤ書60章1節「起きよ。光を放て。あなたの光が来て、主の栄光があなたの上に輝いているからだ」を引用。英語訳の聖書も参照しながら、「主の栄光がこれから輝くのではなく、まさに輝き上っている。多くの人がリバイバルを求めているが、神様は既にあなたの生活の中にリバイバルを送っている」と強調した。
リバイバルは「まずクリスチャン一人から、そして一つの教会から始まる」と有賀牧師。聖霊によって新しくされ、聖書の言葉をただ読むのではなく、神の語りかけとして受け取るようになり、祈りが生き、教会生活が新しくなっていくと述べた。
その上で、「他でもない、あなたや私が、リバイバルの火の手を上げる一人一人」と語り、「リバイバルはあなたに来ている」と強調。「リバイバルを求めるのではなく、リバイバルは私の中から今始まりました、自分の教会の中に始まりました、そして自分の町に神の御国が来ました、あなたが始めてくださったことを今受け取りますと祈ってまいりましょう。どれほどの暗闇があっても、必ず主の輝きは暗闇に勝つのです」と話した。
参加者たちは、御言葉に応答して日本のリバイバルのために祈りをささげた。同協議会事務局長の行澤一人牧師(レハイムキリスト教会)は、「リバイバルは私から、教会から、地域へとおのずから輝き出ていくもの。私たちの責任はそれを受け取り、輝かせることです」と祈り、「日本民族総福音化運動協議会をはじめ、日本中の働きが全て用いられ、この国を覆いますように」と求めた。
同協議会は、多くの若者たちが将来の希望を見いだすことのできない状況を憂い、キリスト教信仰によって日本の国と民族を再建しようと、2003年に超教派の有志によって結成された。日本のリバイバルを求める個人や団体と協力し、全国規模で活動を展開している。ジーザス・ジューン・フェスティバルは、同協議会が毎年6月に開催しており、今年で21回目となった。