あなたが受けようとしている苦しみを恐れてはいけない。見よ。悪魔はあなたがたをためすために、あなたがたのうちのある人たちを牢に投げ入れようとしている。あなたがたは十日の間苦しみを受ける。死に至るまで忠実でありなさい。そうすれば、わたしはあなたにいのちの冠を与えよう。(黙示録2:10)
秋の深まりとともに、神様に根ざした揺るがない信仰へと成長させられますように。弱い私たちだからこそ、一日一日を大切に、神様に祈り、聖霊の力を頂き、充実した毎日にしていきましょう。
私たちは、イエス・キリストと出会い、キリスト者としていただいていることを喜ぼうではありませんか。それによって魂に平安を得、必要なとき聖霊様によるしるし、不思議、奇跡を頂くことができるのです。生まれや外見、個性、年齢の違う私たちが、それぞれの生きざま、信仰の柱を通して救い主イエス・キリストを証しすることを心から願っています。
イエス様は十字架にかかって身代わりの死を遂げ、私たちの罪を贖(あがな)い、3日目によみがえられました。私たちの人生には苦難や試練などの厳しい現実があります。しかし私たちも、死んでもまた生きる、そんな神様からの恵み、永遠のいのちにつながる祝福を頂きたいのです。試練であっても必ず勝利できる、本物の信仰の土台を深めてまいりましょう。
今日の聖書箇所であるヨハネの黙示録は、読み方や解釈の仕方が多岐にわたる書物です。私たちはこの箇所を、神様が私たちにどう語っているのか、自分自身の態度に問いかける言葉として受け止めたいと思います。この御言葉から、あらゆる試練や困難に立ち向かい、永遠のいのちにつながる祝福と勝利を頂くために、3つのことを分かち合いたいと思います。
1. 忠実さ・誠実さを選び取って生きていこう
世の中には、うそ、偽り、裏切り、ごまかしが横行しています。しかし、そんな世の中であっても、私たちは神様と向き合い、神様に喜ばれる忠実、誠実を選び、歩んでいきたいと思います。
私たちの命は、自分自身で創ったり、努力して手に入れたものではなく、神様から与えられたものです。自分の命だからといって好き勝手に生きることは、神様の御心にかなわないのです。神様から委ねられている自分の命を丁寧に精いっぱい生きていきましょう。
2. 御心にかなう忠実を追い求めよう
忠実に誠実に生きることは、三日坊主ではなく、一生を貫き、たとえ命を差し出さなくてはならなくても追い求め続けるということです。今日だけ言われたことをするような一時的な忠実さではなく、それを継続していくことが必要です。
3. 御国での永遠のいのちの報いを忘れない
肉体を捨て一人の魂となり、創造主である神の御前に立つとき、神様がどう迎えてくださるか、天国での報いを願い求める者でありたいと思います。この世での報いを求め過ぎないことです。
今日の御言葉が与えられたのは、ガザ地区でメトロのスタッフとして活動していたパレスチナ人の青年が、ハマスのテロで殺されたと知ったからです。彼は、憎しみの連鎖でなくキリストによって人々を愛すること、赦(ゆる)すことを子どもたちに教え続けていました。悪の力に屈しないで福音を宣べ伝えていく者となりましょう。
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