ローマ教皇フランシスコは16日、東京大司教区の補佐司教にミラノ外国宣教会東アジア管区長のアンドレア・レンボ司祭(49)を任命した。同大司教区に補佐司教が誕生するのは、幸田和生補佐司教(68)が2018年に退任して以来、5年ぶり。バチカン(ローマ教皇庁)が同日、ホームページ(英語)で発表した。
レンボ被選司教は1974年、イタリア北部ロンバルディア州生まれ。03年助祭叙階、04年司祭叙階。09年に来日し、板橋教会助任司祭、習志野教会助任司祭、府中教会主任司祭を歴任。17年からミラノ外国宣教会東アジア管区長、21年から船橋学習センター「ガリラヤ」理事長、真生会館理事長を務めている。
東京大司教区のホームページによると、司教叙階式は12月16日を予定している。
補佐司教は、教区の責任者である教区司教の要請により、必要に応じて置くことのできる司教。協働司教と同様、教区司祭を助け、必要に応じて教区司教の職務を代行する働きを担う。ただし、協働司教は司教座が空位になった際、後継司教として直ちに教区司教に着任するのに対し、補佐司教は継承権を持たない。