秋田県内の一部地域を7月14日から16日にかけて襲った大雨により、教会や複数の信徒宅が被災した日本基督教団奥羽教区はこのほど、募金を開始した。目標額は380万円。被災教会・信徒宅の補修支援や備品購入、ボランティアの受け入れ費用などに当てる。
募金の呼びかけ文によると、今回の大雨により、日本基督教団の関係では、秋田楢山(ならやま)教会(秋田市)の教会堂と牧師館が床下浸水となったほか、同市内の信徒宅が、床上浸水(4軒)や床下浸水(11軒)の被害に遭った。
奥羽教区は、教区常置委員会の下に秋田豪雨災害支援委員会(中西絵津子委員長)を設置。被災した教会や信徒に対する支援活動を進めている。現在のところ、被災した信徒宅は既に家族や近隣住民、教会員の協力により、片付けや清掃などの作業が進められている。
一方、秋田楢山教会は、教会堂と牧師館の床下全面に泥水が入り込んでしまったため、今後、ボランティアの協力を得たり、業者に依頼したりするなどして、床下の泥の除去・乾燥・消毒作業を行う予定だという。
目標金額380万円の使途内訳は、▽被災教会・信徒宅補修支援150万円、▽同備品購入支援130万円、▽ボランティア受け入れ費用支援80万円、▽その他20万円。備品は、大雨により使用不能となった除雪機や車などの購入を予定している。
募金の受付期間は、8月1日から11月30日まで。送金は、郵便振替(記号番号:02330・9・1432、加入者名:日本基督教団奥羽教区、通信欄に「秋田豪雨災害支援」または「秋田支援」と記載)で。振替払込請求書兼受領証をもって領収書とするが、別途必要な場合は、通信欄に「領収書必要」と記載する。
奥羽教区は、「どうぞ、祈りと共に支援募金にご協力くださいますよう、よろしくお願いいたします」と呼びかけている。