ベトナムに福音が届いたのは1世紀以上前のことだ。しかし、共産主義国のベトナムでは、クリスチャンはまだ目立つ存在とは言えない。
歴史的にベトナムは、教会の成長期と衰退期を繰り返してきた。一般的に、ベトナムの信者のほとんどは迫害を恐れて内向的に閉じこもる傾向がある。しかし、このパンデミックの間、彼らの恐怖は愛に変わった。
コロナウイルスが猛威を振るっていたとき、教会は人々に手を差し伸べ、彼らの物理的な必要を満たすようになり、キリストの愛と真理を伝える機会を得たのだ。
その結果、信者たちは思いがけない恩恵を受けた。ある関係者は言う。「政府は、教会が地域社会に手を差し伸べていることに気付き始めました。彼らは教会を敵対視するのではなく、COVIDの現実の中で協力的な存在として見たのです」
そして、その好意は福音宣教の機会に変わり、ベトナム政府は、ビリー・グラハム伝道協会が、国内でいくつかのフェスティバルを開催することを承認し、許可を与えたのだ。
ホーチミンで3月4日に開催されたスプリング・ラブ・フェスティバル伝道集会は驚異的な成功を収め、約2万5千人の群衆の中で、なんと4500人がキリストを受け入れ、信じた。主の御名を褒めよう!
今、彼らは全国で4500人のフォローアップを行っている。ベトナム人のパンデミック後の霊的渇きは非常に強い。
ベトナムの信者が、これら大勢の決心者を弟子化するのに、リソースにおいても人材においても、十分に耐えられるよう祈っていただきたい。
■ ベトナムの宗教人口
仏教 52・5%
プロテスタント 2・0%
カトリック 7・7%
無神論 23・3%