北マケドニアのある村の姉妹アニタは、子どもたちや10代の若者たちに福音を伝えることに心を砕いている。
北マケドニアの新しい信者として、彼女はユースグループを指導した。ユースのための聖書研究の教材を使い、10代の若者たちが主イエスについて学ぶのを助けた。その後、主はアニタを新しい場所に召し出された。
「引っ越した後、将来について多くの疑問がありました。でも、神に導かれることを信じていれば、私のミニストリーは成長すると分かっていました」とアニタは言う。
神はアニタの人生に、障がいなどの特別なニーズのある子どもを持つ数人の母親たちを引き合わせた。アニタは彼女たちにイエスのことを伝えると、彼女たちのセンターを訪問するよう招かれた。やがてアニタは、子どもたちのためにゲームや工作を交えて聖書を学ぶ子どもミニストリーを始めた。親たちの何人かは、神や聖書について質問し始めた。そこでアニタは、母親たちのために聖書の勉強会を始めたのだ。
彼女たちは今、毎週アニタのアパートに集まっている。彼女は若い人たちのための聖書研究会も組織した。どのように神に仕えるか、どのように自分の賜物を見いだすか、といったテーマについて話し合うのだ。彼女はまた、特別な支援を必要とする子どもたちのための聖書勉強会も手伝っている。
アニタは言う。「神の御言葉が人々の人生を変えることを私は知っています。私は毎日それを目の当たりにしているのです」
若く名もない一人の姉妹を用いて、神は彼女を子育てに悩む母親たちや子どもたちへの宣教者として遣わした。神が置かれる場所で、神に従い、神が与えられた賜物を用いれば、誰でもミニストリーができる。
名もなき小さな者を用いて、ご自身の大きな働きをなされる神の御手の中で、この地の宣教が進むように祈っていただきたい。
■ 北マケドニアの宗教人口
正教 64・1%
プロテスタント 0・3%
カトリック 1・0%
英国教会 0・01%
無神論 3・5%
イスラム 31・0%