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世界宣教祈祷課題

世界宣教祈祷課題(6月22日):北朝鮮

2023年6月22日15時25分 執筆者 : 奥山実
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関連タグ:北朝鮮迫害
北朝鮮国旗+
北朝鮮国旗(写真:John Pavelka)

2017年に北朝鮮当局によって釈放されたカナダ人牧師ヒョンス・リム氏は、釈放後、北朝鮮の刑務所での2年半の試練をどのように乗り越えたかについて語った。

リム氏は2015年2月に失踪する前、北朝鮮で人道支援活動を展開していたが、同年12月、北朝鮮が彼を逮捕していたことが判明した。北朝鮮の体制に対する犯罪のため、彼は重労働を伴う終身刑を言い渡されたのだ。

「私は最初、死刑を宣告されましたが、その刑は終身重労働に減刑されました。それは神の恵みであり、私にとてつもない平安を与えてくれました。しかし、その瞬間から圧倒的な孤独の日々が始まりました。拘留初日から釈放されるまで、私は2757食を一人で隔離されて食べました。いつ、どのような形で試練が終わるのか、見通しがつかない状態でした。しかしこの隔離は、神と長く一対一の時間を過ごす機会にもなりました」

冬の間、リム氏は幅1メートル、深さ1メートルの穴を掘らなければならなかった。地面は凍っていて、泥は固く、1つの穴を掘るのに2日はかかった。

「信じられないほど大変でした。上半身は汗だくになり、手足の指は凍傷になりました。石炭貯蔵庫の中で、凍った石炭を砕く仕事もしました」

春と夏には炎天下の中、1日8時間外で働いた。1年間の過酷な労働が体にこたえ、2カ月間入院することになった。このほかにも、3回ほど重篤な状態で入院することがあった。

「その間、北朝鮮に関する本を100冊以上読み、北朝鮮を形成した70年の歴史を把握し、深く理解するようになりました。また、聖書も与えられ、英語と韓国語で5回読み、700以上の聖句を暗記しました。日曜日は130回、一人で礼拝をしました」

「労働している間、私は絶え間なく祈りました。このような人生で最もつらいときにこそ、神様は私に耐え忍ぶ力を与えてくださいました。落胆し、憤り、不平を感じることもありましたが、それはすぐに勇気と喜びと感謝に変わりました。このことさえも神様の愛から出ており、これは私を強くするための訓練であると、私は完全に受け入れることができるようになりました。そして神様の完璧で主権的なタイミングによって私は釈放され、家に帰ることができたのです」

信仰を持っていることは、どれほどの慰め、励まし、救いだろうか。それは苦難の時にこそはっきり分かる。絶望的な獄中生活を送ったリム氏の証しは、信仰の持つ絶大な力をわれわれに再認識させる。ただただ主を褒めたたえよう。

北朝鮮の悪名高い収容所には、ただキリストを信じているというだけで地獄のような生活を強いられている5万人から7万人のキリスト信者がいるといわれる。彼らのことを思うと言葉に詰まる。しかし完全に希望の絶たれているその場所で、希望そのものであるお方が共におられる。

完全に平安が失われているその場所で、平安そのものであるお方が共におられる。彼らの経験している主の臨在は、われわれ平和な社会に住んでいる者の想像を絶するのだろう。

私たちには、額を地につけ、彼らのために涙を流して祈ることしかできないかもしれない。しかし、主は必ず立ち上がられる。一日も早い北朝鮮の体制転換と、収容所にいる神の子どもたちの解放のために祈っていただきたい。

■ 北朝鮮の宗教人口
無神論 71・3%
プロテスタント 1・9%
カトリック 0・1%
土着宗教 12・3%
仏教 1・5%

※ この記事は、世界宣教センター所長の奥山実牧師のフェイスブックに掲載された「世界宣教祈祷課題」を、若干の編集を加えた上で転載したものです。
関連タグ:北朝鮮迫害
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