声が聞こえてこう言った。「エリヤよ。ここで何をしているのか。」エリヤは答えた。「私は万軍の神、主に、熱心に仕えました。しかし、イスラエルの人々はあなたの契約を捨て、あなたの祭壇をこわし、あなたの預言者たちを剣で殺しました。ただ私だけが残りましたが、彼らは私のいのちを取ろうとねらっています。」主は彼に仰せられた。「・・・しかし、わたしはイスラエルの中に七千人を残しておく。これらの者はみな、バアルにひざをかがめず、バアルに口づけしなかった者である。」(1列王記19:13~18)
今年のテーマは「本来の自分らしさへの原点回帰。主からのビジョンを取り戻そう!」です。神の愛を受けた私たちは、愛を受けて終わりではなく、私を用いてくださいと願う者になりたいのです。主が私に与えてくださっていたはずの任務や使命に立ち返りましょう。
今日の聖書箇所から、旧約最大の預言者エリヤの体験を通して、私たちの使命・任務を再確認するための4つのポイントを学びたいと思います。
1. 人生は勝利や成功だけとは限らない!
私たちの人生には、良い状況もそうでない状況も起こります。しかし、どのような状況であっても、主からのビジョンや使命は変わることはありません。エリヤは、カルメル山の戦いで預言者として、天からの奇跡で大勝利を収めますが、女王イゼベルの怒りと脅迫を恐れて逃げ、死を望むほどの燃え尽き症候群状態になります。
しかし、人間の力や能力では乗り越えられない状況でも、主からの計画は変わることがなかったのです。
2. 人生の旅はまだまだ続く!
疲れ果てて横になって死を望むエリヤに対して神様は「起きて、食べなさい。旅はまだ遠いのだから」と声をかけられました。私たちはもう終わりだと思っても、神様の側のご計画はまだ残っています。
神様と出会ったということは、私たちがどのように生きるかということも神様のご計画の中に置かれていることを認めましょう。神様からの選びを頂いた者として、神が天に召してくださるまでしっかり生き抜きましょう。
3. 小さな声で語りかけられる主!
神様は預言者であるエリヤに対して「ここで何をしているのか」と声をかけられました。特別な声ではなく、心の耳にかすかだけれども、いつも確実に聞こえる神からの声を聞き分けることをエリヤは求められました。
私たちの心が変わっても、神の計画は何も変わりません。神からの声を聞く者になりましょう。
4. 預言者として果たすべき使命
神様は、孤独でひとりぼっちだと思っていたエリヤに、真の神を信じる者を7千人残しておく、まだまだ使命があると告げられました。
どんな逆境でも、神が終わりだと言われない限り、何も終わらないのです。打ちのめされたように感じることがあっても、自分の力でがんばる必要はありません。神様があなたのために仲間を7千人残してくれているのです。この恵みを頂いて使命を果たしていきましょう。
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