旧約聖書のハバクク書2章14節「水が海を覆うように、全地は主の栄光を知ることで満たされる」をテーマ聖句に、昨年1月から青年有志が開催してきた賛美集会「GLORY」の第4回が2月25日、東京オンヌリキリスト教会(東京都新宿区)で開催された。青年を中心に約140人が集まり、聖書から語られるメッセージに耳を傾けながら、ひたすら主を礼拝し、賛美と祈りをささげた。
今回のテーマは「十字架の愛に燃やされて」。日本を代表するワーシップリーダーの一人である中山有太牧師(シャインチャーチ)がメッセージを伝え、集会のために結成されたスペシャルバンドと共に賛美を導いた。
集会の冒頭には、7人の青年が代表して祈りをささげ、日本のリバイバルを求めた。そのうちの一人は、「私たちを用いてください」と祈り、「まだ闇の中にいる人々のところに遣わしてください。私たちはあなたの塩となり、光となって、あなたの栄光でその地を輝かせます」と願った。
また、別の青年は、「この日本があなたのものであることを、イエス・キリストの御名によって宣言します」と祈り、「あなたの御名を高らかに掲げていきます。ここにいる一人一人を、あなたの栄光のために、この国の救いのために用いてください」と求めた。
「私たちは、神様から遠く離れていました」。中山牧師は、「キリストから離れ、イスラエルの国から除外され、約束の契約については他国人であり、この世にあって望みもなく、神もない人たちでした」(エペソ2:12)という異邦人の立場が、どれだけ絶望的かを強調した。
「イエス様の流された尊い血潮の故に、それを信じる私たち異邦人は、神様に近いものとされました。だから私たちは、いつでも神様と交わることができます。いつでも御言葉を読んで、神様の声を聞くことができます。いつでも賛美の中で、神様と出会うことができます。そして神様の約束を体験し続けることができます」
「この変化こそが、私たちの喜びであり、感謝なのです」と中山牧師。「何よりも、主が与えてくださった救いを喜んでいきたい」と強調し、「十字架から始めていきましょう」と呼びかけた。
「十字架から始めなければ、私たちは自分の栄光のために生きていくことになります。でも、私たちの誇りは、ただ十字架だけ。私たちが賛美をささげるのは、ただイエス様ご自身。十字架の愛に感動し、燃やされているならば、私たちはただ主の栄光を現していきます」
第1回から中心的に奉仕に携わる中島豊さんは、今回の集会を準備する中で、規模の拡大よりも大切なことを神に示されたという。
「前回よりも大きな会場でやりたいと思っていたのですが、ある会場を申し込んで、断られました。それがとても悔しくて、祈りの中で神様に文句を言っていました。その時、神様がこの集会に求めているのは、規模を大きくすることではなくて、たとえ人数は少なくても、心から主を礼拝することだと語られたように感じて、本当に悔い改めました。ただ霊とまことによって、本当に神様が望んでおられる礼拝をささげられるようにと、チームのみんなで祈っていたときに、今回の会場が与えられました」
4月からは関西の神学校に入学するために奉仕を離れるが、中島さんの役割を引き継ぐ奉仕者が与えられ、集会は継続する予定だ。「バトンを受け取る人がいなければ、この働きはもう終わりかと思っていたのですが、これからも、主の御心がこの集会を通してなされていくことを期待しています」
集会の模様は、ユーチューブでライブ配信された。各回のアーカイブも、第1回から公式ホームページで見ることができる。次回の案内など、集会に関する情報は、インスタグラムなどで随時発信していくという。また、奉仕者のボランティアも広く募集している。申し込み・問い合わせは、メール([email protected])まで。