王なるイエス・キリストの御名をパレードや音楽、ダンスを通して賛美し、祝い、開催地域や国のために祈る祭典「ジーザス・レインズ・ジャパン」が、77回目の終戦記念日を迎えた15日に全国7カ所で同時開催された。東京での開催は、今年で7回目となった。
祭典は、6年前の終戦記念日に東京で初開催されたのをきっかけに毎年行われている。今年の開催地は東京、大阪、青森、福島、長野、滋賀、沖縄の7都府県。東京では午前に東京駅前を中心にパレードが行われ、常盤橋公園を出発点に約1・7キロの道のりを、イエス・キリストが日本の統治者(ジーザス・レインズ・ジャパン)であることを宣言しながら練り歩いた。
午後の集会では、祭典のために結成されたワーシップチームとダンスチームが、歌とダンスを通して主に賛美をささげた。冒頭で日本のビジョンキーパーがヨハネの黙示録19章を引用し、「主の主、王の王。白い馬に乗り、忠実、真実なるお方。正しい裁きをなさって戦うお方。炎のような目を持っておられ、頭には多くの冠をかぶっておられるお方。神の言葉、イエス様を礼拝するためにここに集められました」と宣言すると、角笛隊が高らかに角笛を吹き鳴らした。
今年のテーマは「妥協しない信仰」。集会では、フィリピン、イスラエル、米国、アフリカ、中国、台湾、インドネシアの各代表が会場とオンラインでつながり、共に祈りをささげた。フィリピンの代表者は、「私たちがもっとあなたを愛することができるように導いてください。私たちが心を尽くして、力を尽くしてあなたを愛せるように。あなたに心から従えるように」と祈った。「あなたの愛と、一致と、慈しみの霊をここに解放してください」と求め、「日本の教会が一致しますように。この世の国々が取って代わり、神の国になるように。神の統治が世界中にあることを、日本にあることを宣言します」と力を込めた。
そして、日本の代表者6人が登壇して日本のために祈りをささげた。そのうちの一人は、「若い人たちが立ち上がるように祈ります」と語り、エゼキエル書37章を引用しながら「乾いた骨に、今あなたが命の息を吹きかけてください。暗闇にいる人たちが今、立ち上がるように」と祈った。「あなたの霊を今、若い世代に注いでください。あなたの恵みの霊を、新しい祈りの霊を注いでください。あなたの火を注いでください」と求め、「彼らを救ってください。彼らを建て上げてください。彼らが神の声を聞くことができるように」と切に願った。
続いて祈った青年は、涙を流しながらその祈りに応答し、「私たちの世代に救霊の思いを与えてください」と求めた。「私たちはあなたの命を選びます。誘惑がどんなにあっても、過去がどうであっても、私たちは今、イエス様を見ます」と祈り、「私たちを救ってくださって、ありがとうございます。この祝福は、むなしく天に帰ることはありません。必ず多くの日本人を、多くの霊をイエス様のもとに連れ帰ることができるように、私たちを用いてください」と願い求めた。
最後の祈り手は、東京で7回目となる祭典を開催できたことを神に感謝した。「77年目の終戦記念日を迎えた日本が、主イエス様への7度の賛美とともに大きくつくり変えられていることを感謝します」と祈り、「全ての為政者たちをつくり変えてください。財界の人たちが自国の繁栄ばかり考えるのでなく、天の知恵を求めることで、神の国の繁栄をこの地にもたらしてください。日本の全てを新しく神の御国につくり変え、その喜びを享受させてください」と願った。
祭典がまだ開催されていない34道府県のために、会場全体が一つになって祈りをささげた。代表して祈った日本のビジョンキーパーは、「未開催地にある教会に聖霊様が充満してくださり、あなたの御心が働いて、その地域の教会が一致し、共に賛美し、礼拝することができるように」と願った。「私たちは日本を祝福していただきたいです」と訴え、「どうぞ日本の教会が一致して、われらの王であるイエスを、共に一つの心で、一つの声で、一致して礼拝することができるように道を開いてください」と祈り求めた。
集会の最後にはひざまずいて祈り、「このジーザス・レインズを通して、多くの日本の聖徒たちをあなたが整えてくださったことをありがとうございます」と神に感謝をささげた。「このジーザス・レインズの炎を私たちは持っていきます。選ばれた種族、王であり祭司であるということをもっと深く心に刻んで、どんなことにも妥協せず、イエス様だけを見つめて、あなたが私たちの王であり、この国の王であることを忘れないで、あなたに仕えていくことができるように」と祝福を祈った。
その上で、「日本は生まれ変わりました」と力強く語り、「リバイバルはもう来ています。日本はもう燃えています。日本はイエス・キリストの国です。私たちはこの世に属する者でなく、天に属するものです。イエス様が王であることを宣言します」と力を込めた。
祭典の模様は、ユーチューブ(関東首都圏・大阪・長野・滋賀)やフェイスブックでライブ配信され、国内にとどまらず、世界各国から視聴された。ジーザス・レインズ・ジャパンの関連情報は、公式フェイスブックで随時発信していくという。