全国47都道府県の教会がそれぞれの地域で一致し、ただイエス・キリストの統治を祝うためだけに集まることをビジョンとする祭典「ジーザス・レインズ・ジャパン」が、今年も8月13日に開催される。今年のビジョンを受け取るためのリーダーズサミットが3月20日、オンラインで開かれ、「揺るがない不動の信仰を持つ」を今年のテーマとすることが発表された。
この祭典は、5年前の終戦記念日に東京で初開催されたのをきっかけに毎年行われるようになり、今年は関東首都圏、大阪、滋賀、長野、福島、青森、沖縄の全国7地域での同時開催が予定されている。祭典最大の特徴は、出演者が誰も名前を名乗らないこと。特定の教会や個人の名前は極力出ないように配慮され、イエス・キリストの御名だけに焦点が当てられるようプログラムが進行する。「ただイエスの御名だけを賛美し、祝う」というシンプルで力強いビジョンに、全国各地で賛同する教会が立ち上がっており、今回のリーダーズサミットでは、47都道府県の祝福をそれぞれの地域に住むリーダーが一地域ずつ祈った。
この日、開催のビジョンを分かち合ったリーダーの一人は、次のように語った。「神様は私たちのうちに来られ、住まわれることを願っておられます。私たちは聖い神に仕えるのです。主は今、教会の中にある性的不品行の問題について取り組んでほしいと願っておられます。人々は教会に出入りして主を礼拝しますが、同時に赦(ゆる)せない心、党派心、偶像礼拝などの隠し事を持っています。いつかその隠し事があらわにされる時が来ます。神様は2千年以上前から、私たちのために道をつくっていてくださいました。私たちを弱さ、罪、不正から自由にするために、イエス様が十字架の上で死んでくださいました。主は私たちに『さあ、行って自分の好きなことをしなさい』とは言っておられません。『完了した』と言われました。今はイエス様が完成された御業に、私たちの信仰を置くときです。十字架の御業は、主の聖なる宮を建て上げることです。主の民は、敵である悪魔のうそを聞くのをやめ、神の言葉を信じなければいけません」
このメッセージに応答し、日本の教会のためにとりなしの祈りをささげた牧師は、次のように語った。「揺るがされない不動の信仰を持ち続けます。そのためにも、今が私たちの心を吟味する時です。主よ、あのヨシュアとカレブのように大胆にしてください。この世の企みに私たちが誘惑されたり、だまされたりすることのないようにしてください。私たちはイエス様を愛する信仰によって神様に聖められ、神様が私たちを愛してくださっています。どうぞ私たちの心を吟味し、ますます純粋な信仰を養い、完全に私たちの人生をイエス様に明け渡すことができますように。御言葉によって、私たちのうちに揺るがない信仰を形成してください」
昨年までに祭典が開催された全国7地域のうち、大阪、滋賀、長野、福島、青森の5つの地域の代表が、祭典を通して神から受けた恵みを証しした。長野の牧師は、「イエス様の名前以外を名乗らないということがコアバリューの一つでしたが、そのことを通しても意識が変えられました。有名な教会、大きな教会、有名な先生、知らない間にそういうことに影響されていたところがあり、イエス様を中心にすることですべてが修正された気がしています」と話した。また、昨年初開催となった滋賀の祭典を準備した牧師は、「普段交流のない教会にも声を掛けて、喜んで一緒にやりたいと言っていただき、数は少ないですが幾つかの教会が集まってミーティングを重ねながら準備し、当日も無事に開催できました。普段交流のない教会がイエス様の名前のもとに集まって礼拝をささげられたのは最大の恵みでした」と喜びを語った。
47都道府県のための祈りで、大阪府のために祈った牧師は、次のように祈った。「このジーザス・レインズの働きを感謝します。日本はイエス様のものです。大阪もイエス様のものです。十字架の贖(あがな)いを通して、北海道から沖縄までイエス・キリストが統治してくださり、イエス・キリストの勝利が、全日本、全世界を覆いますように。このためにすべての教会、すべての聖徒たちが心を一つにして祈ることができますように。あなたが祈りのムーブメントを起こしてくださり、祈りの炎を燃やしてくださるようにお願いいたします」
関係者の切なる願いは、全国の教会がこのビジョンに一致して立ち上がり、祭典が2030年までに47都道府県すべてで同時開催され、「イエス・キリストが日本の統治者である(ジーザス・レインズ・ジャパン)」ことが日本全土で宣言されることだ。
東京では、8月13日に銀座ブロッサム中央会館を会場に祭典が行われ、ジーザス・レインズのロゴマークの入った旗や世界各国の国旗を手に練り歩くパレードは銀座通りでの開催を計画している。ジーザス・レインズ・ジャパンの関連情報は、公式フェイスブックで随時発信していくという。開催を希望する地域からの連絡も随時受け付けている。問い合わせはメール([email protected])まで。