ここに少年が大麦のパンを五つと小さい魚を二匹持っています。しかし、こんなに大ぜいの人々では、それが何になりましょう。(ヨハネ6:9)
これは、イエスが十字架刑にかかる1年前の出来事で、ちょうど過越の祭り間近でした。イエスは、男性だけでも5千人いる群衆を、奇跡の食事で食べさせました。
少年は、自分がお弁当として持ってきた5つのパンと2匹の魚をイエスに差し出しました。しかし弟子のアンデレは「こんなに大ぜいの人々では、それが何になりましょう」と話します。
イエスは、少年からパンと魚を受け取った後、人々を座らせて、天の父に感謝の祈りをささげてから、それを人々に分けました。人知を超えた創造主なる神の力により、パンと魚が増え、皆が満腹しました。
私たちがどのような状況にあっても、神の祝福はあり、神の力による奇跡の御業は起こるのです。
私たちに必要なのは、神からのいのちのパンであるイエス・キリストの御言葉です。私たちは御利益を神に求めがちですが、創造主なる聖書の神は、神の国とその義を求める信仰を私たちに望んでおられます。
何よりも、イエスをキリストと信じて疑わない信仰を持つことを、神は望んでおられるのです。
◇