イエスは彼に言われた。「あなたはわたしを見たから信じたのですか。見ずに信じる者は幸いです。」(ヨハネ20:29)
12弟子の1人であるトマスは、イエスが死からよみがえったという弟子たちの証言を信じられないでいました。そのトマスの前にイエスは突然現れ「平安があるように」と言われました。
トマスが「イエスの手と脇腹の傷を見て、自分の手をイエスの手と脇腹に差し入れてみなければ信じない」と言ったことを、イエスは実現してあげました。弟子の性格にはいろいろなタイプがありましたが、イエスは、それぞれの弟子が復活を信じるのに必要な条件を満たしてくださったのです。
聖書が全世界に伝えている「福音」とは、どのようなものでしょうか。私たちが心から願っている理想の人生とは、いつも平安と喜びがあり、願ったことが実現し、死後には御国に入ることではないでしょうか。
しかし人は、自分の力でそのような理想の人生を送ることができません。そこで神は、信じる者に神の力と特権を与える「福音」を実現されました。その「福音」が今、私たちのところまで来ているのです。
その「福音」とは・・・
① イエスが私たちの罪を負って十字架で死に
② 3日目に死からよみがえり
③ イエスを信じる者は罪が赦(ゆる)され
④ 救いの保証である聖霊が与えられ
⑤ 神の力と特権を受けて神の子どもになり
⑥ 祈りがかなえられ、日々を平安で過ごし
⑦ 死後、御国に入る
これが、神から私たちに与えられた福音の約束です。
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