クリスチャントゥデイは2022年、約1400本のニュースや寄稿、コラムを配信してきました。その中から、アクセス数に基づいたトップ10ニュース(国際編)を発表します。(国内編はこちら)
【10位】教皇、安倍晋三元首相の死去受け弔電 「深い悲しみ」表明
安倍晋三元首相が街頭演説中に銃殺された事件を受け、ローマ教皇フランシスコが弔電を送り、「深い悲しみ」を表明しました。教皇は、安倍氏の遺族や友人、日本国民に心からの哀悼の意を表した上で、事件後の日本社会が、その平和と非暴力に対する歴史的な取り組みにおいて、より一層強められることを祈ると伝えました。
【9位】ロシア正教会の司祭らが即時停戦求める公開書簡、280人以上が署名
ロシアがウクライナへの軍事侵攻を開始してから5日後、ロシア正教会の司祭らが、即時停止と和解を求める公開書簡を発表しました。ロシアでは福音派の牧師らも、侵攻は「主権国家ウクライナへの侵略」だとし、反対する公開書簡を発表。世界教会協議会(WCC)の暫定総幹事で、ルーマニア正教会の司祭でもあるイオアン・サウカ氏は、信者数が1億人を超えるとされるロシア正教会トップのモスクワ総主教キリルに、停戦のために声を上げるよう求める書簡を送るなどしました。
世論調査大手の米ギャラップ社が米国人成人を対象に行った最新の世論調査によると、神を信じると回答した人は81%でした。前回2017年から6ポイント下がっており、調査を始めてからこの75年で最低の水準となりました。
【7位】イーロン・マスク氏、イエスの教えに賛同「偉大な知恵がある」
米テスラ社の最高経営責任者(CEO)で、米スペースX社の創業者であるイーロン・マスク氏が、人気キリスト教系風刺サイト「バビロン・ビー」のポッドキャストに出演。信仰熱心というわけではないものの、約1時間40分にわたりインタビューに応じ、イエスの教えに対する自身の考えについて語りました。
【6位】世界的にはキリスト教が無宗教よりも成長している 米神学校の研究センターが調査
米ゴードン・コンウェル神学校の世界キリスト教研究センター(CSGC)の最近の調査によると、世界的にはキリスト教が無宗教よりも成長していることが分かりました。また、キリスト教の中では、ペンテコステ・カリスマ派が最も急速に成長している教派であることも明らかになりました。
【5位】「私たちはここにとどまります」 ウクライナで奉仕する聖職者たち
ロシアがウクライナへの軍事侵攻を開始したことは、世界に衝撃を与えました。侵攻が始まった日、ウクライナ正教会(モスクワ総主教庁系)の首座主教であるキエフ府主教オヌフリイは、直ちに国内の信者に向けてメッセージを発表。ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は侵攻8日目の演説で、「たとえウクライナの大聖堂や教会をすべて破壊したとしても、私たちの信仰、この国と神、人々に対する心からの信頼を破壊することはできません」などと話しました。地下室やシェルターで身を隠す現地のクリスチャンたちの間では、旧約聖書の詩編31編を読む動きが広がりました。記事は、現地の人々を助けるためにとどまり最善を尽くすウクライナの聖職者たちの姿を伝えています。
英国のエリザベス女王が9月8日、静養先のスコットランドで死去しました。英国の君主として歴代最長となる70年にわたって在位し、96歳でその生涯を閉じられました。その在位の長さを示すように、この間には歴代のローマ教皇5人と会談されています。英国国教会の「信仰の擁護者」「最高統治者」の肩書もあり、葬儀は国葬として、ロンドンのウェストミンスター寺院で行われ、各国の首脳や王族を含む約2千人が参列。カンタベリー大主教が説教をした葬儀の模様は、国内外に生中継され、世界で数億人が視聴しました。記事は、エリザベス女王の信仰の軌跡をたどっています。
【3位】米俳優クリス・タッカー、信仰上の理由で11億円超オファーを辞退
映画「ラッシュアワー」シリーズのコミカルな演技で知られる米俳優クリス・タッカーが、自身のキリスト教信仰を理由に、11億円を超える巨額の出演オファーを断っていたことを、映画監督のアイス・キューブが明かしました。
【2位】ロシア軍の空爆でウクライナ正教会の修道院が被害、避難中の市民数人が負傷
ロシアがウクライナへの軍事侵攻を開始してから約2週間後の3月12日、ウクライナ東部ドネツク州で、ロシア軍による空爆があり、ウクライナ正教会の生神女就寝スビャトヒルスク大修道院が被害を受けました。修道院内には当時、200人の子どもを含む520人の市民が避難しており、複数の市民が負傷しました。この修道院は、ウクライナ正教会でも、ロシア正教会のモスクワ総主教庁と関係がある修道院であったため、ロシア軍による無差別的な空爆として衝撃を与えました。
【1位】北センチネル島の殉教者(1)「神様、死にたくありません」 揺れる思いつづった手記
2018年11月17日、インド洋の孤島・北センチネル島で、先住民に福音を伝えようと単身乗り込んだ米国人宣教師のジョン・アレン・チャウさん(当時26)が、先住民の放った矢により命を落としました。そのチャウさんの名前が今年6月、米オクラホマ州の殉教者記念碑に刻まれました。チャウさんは北センチネル島に向かう船の中で、幾つもの手記を残していました。そこには、「神様、死にたくありません」と揺れる思いもつづられていました。チャウさんの宣教を巡っては、さまざまな批判も巻き起こりましたが、記事は手記や関係者の話から、チャウさんの純粋な思いや、事前にさまざまな準備をしていたことなどを伝えています。